市内194室を医療スタッフに無料提供へ、クラウドファンディングで支援募る
2020年5月18日 12:00
この記事は1年以上前に書かれたものです。現在とは内容が異なる場合がありますのでご注意ください。
医療スタッフに無償で民泊施設を貸し出すためのクラウドファンディングが、18日から始まった。
プロジェクトを立ち上げたのは、(一社)民泊コミュニティ協会。民泊運営代行を福岡でいち早くはじめたエアベスト社長の黒木透氏が代表を務める団体だ。
黒木氏は、県内の大病院の看護師長を務める管理職の知人から、コロナウイルス発生後の医療現場の厳しい状況について話を聞いたという。それによると、働くスタッフだけでなく、その家族も「指定病院で働いている」として周囲から拒否感を示されているというのだ。
黒木氏は、「現場で闘ってくれている医療スタッフの方々が、こんな辛い現状のなかにいていいはずがない。この方々のために私たちにできることをしたいと思い、考えついたのが医療スタッフおよび関係者の方々に、民泊施設を仮住まいとして使用してもらうということでした」とクラウドファンディング開始を決断。まずは、仮住まいを72名に1週間提供できる「200万円」を目標額に設定した。
まずは、前述の看護師長が勤務する病院のスタッフ向けに提供し、支援額次第で他の指定病院への提供をすすめるという。民泊施設については、「博多駅周辺に集中しており、病院にも通いやすいはずです。また、部屋も広くキッチンや洗濯機などの設備をそろえているため、宿泊に特化したホテルよりもストレスなく滞在いただけます。施設は1室を1人で使用していただきます」(黒木氏)という。まずは9月末までの提供が予定されている。
| 施設名 | 室数 |
| COCHI 博多 | 18 |
| パークビュー博多駅南 | 14 |
| Legatio Hakata Ekihigashi | 10 |
| ドリームイン博多 | 29 |
| Riverfront Hakata | 25 |
| SGレジデンスイン博多駅南 | 14 |
| SGレジデンスイン博多 | 36 |
| RiviL HAKATA | 4 |
| Legatio Hakata | 26 |
| Grand Inn Canalside | 18 |
| 合計室数 | 194 |
【永上 隼人】
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