【アビスパ福岡/コロナに負けない】今日から練習再開~川森社長インタビュー(動画)
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─現在のアビスパ福岡の活動についてお聞かせください
川森敬史社長(以下、川森社長) 福岡県の緊急事態宣言解除を受けて、当クラブのトップチームのトレーニングを5月19日(火)より感染症対策を講じたうえで、再開いたします。
時間ごとにグループに分けたトレーニングや、オンラインツールを引き続き活用しながら、Jリーグ本部のリーグ戦再開に向けたプロトコルに準じて取り組んでまいります。なお感染症対策として、練習見学やファンサービスについては、当面の間中止となります。そのほか職員については、引き続き70%リモートワーク、30%出社の勤務体制を敷いております。各セクションおよび個々と綿密なコミュニケーションを実行しております。
―Jリーグ再開の見通しについてはいかがでしょうか
川森社長 リーグ戦再開についてはJリーグ側との協議になり、現時点では未定です。ベストシナリオは7月。その次は8月ですね。選手は、もう一度コンディションを整えることが必要ですので、最低でも1カ月間の準備期間を要します。
─サポーター・ファンおよびスポンサーからのクラブへの問い合わせなどについては
川森社長 本当にありがたい激励のお言葉をいただいております。サポーターおよびファンの皆さまからは、「リーグ戦再開を心待ちにしております。スタジアムで思い切り声援を送ります」。スポンサーの皆さまからは、「困ったことがあれば遠慮なく正直に話してください。お互いさまです」と皆さんの温かいメッセージで、励まされている毎日です。
─クラブもファン、サポーターのためにさまざまな取り組みを実践されています
川森社長 オンライン上での選手との交流機会や、サポーターおよびスタジアム内で出店していただいている店舗の紹介などを、当クラブサイト内で行っております(映像参照)。
─今後の経営面に関するマネジメントについて、リーグ戦再開時・最悪(今シーズンのリーグ戦中止)の場合、両方のシナリオをお聞かせください
川森社長 前述の通り、リーグ側との協議が継続中で再開スケジュールは確定しておりません。無観客での開催が前提となっているものの、それでも1チーム40名規模で全国各地を移動いたします。移動時における感染拡大リスクマネジメントについて、慎重な対策を講じる必要があります。また今後リーグ戦が再開されたとしても、平日開催が不可避です。さらにお客さまの来場を可能にしたとしても、感染拡大リスクマネジメントの観点から収容率をどの程度に定めるのか?たとえばベスト電器スタジアム(東平尾公園博多の森球技場)のフルでの収容人員は22,563名です。収容人員に対して収容率30・40・50%でチケット収益が変動いたします。無観客開催ならゼロです。どのような決定でも対応する準備を整えます。最悪のケースとして、今シーズンのリーグ戦が中止となれば、中止に応じた対策を講じます。パラダイムシフト─今までの価値観とは異なる切り口で、クラブ経営を実践していきます。すでに40項目以上のコロナ対策改善リストを作成し、準備しております。もちろん我々は、リーグ戦が再開されてサポーター・ファン、そしてスポンサーの皆さまに楽しんでいただけるために、全力を尽くします。
(取材日5月14日)
【河原 清明】
法人名
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