2024年12月04日( 水 )

【みやき町】ふるさと納税再開へ

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 佐賀県みやき町は、10日、同町内のコミュニティセンターこすもす館で、ふるさと納税再開に向けた事業者説明会を行った。

 同町は、ふるさと納税において総務省の指定除外により、19年6月から制度を休止していたが、20年7月7日の総務省の告示に基づき、新制度への復帰が認められた。

 つい先日の6月30日、泉佐野市が、ふるさと納税の指定から除外されたことは違法だとして国に取消を求めていた裁判に関して、最高裁は市の主張を認め国の決定は違法とする判決を言い渡しており、これを受け、総務省はふるさと納税の対象として指定する市町村のリストを改訂したところであった。

 事業者説明会では、町内の事業者約40社が参加。ふるさと納税再開に向けた返礼品募集に関して、新制度の基準に基づく、返礼品の内容価格に関する要件、返礼品の受発注に関するシステムの案内、返礼品の精算に関する案内についての説明が行われた。

 説明会に先立ち、みやき町長・末安伸之氏は「約1年間制度から除外されたことで、協力業者の皆さんに迷惑をかけたことを改めておわびしたい。除外されていた期間、事業者の方々と勉強会を開催し仮想商店街の取り組みも行ってまいりました。法律に遵守したなかで事業者の皆さまと協力して、ともに魅力のある商品の開発をしていきたい」とあいさつをした。

 除外前から出品していた町内の石丸食肉産業の社員は「復帰はありがたい。商品は今まで出品していたもののほかにも、新たな商品を出していきたい」と話す。

 みやき町によると、7日にふるさと納税のサイトで寄付の受付を再開したところ、70件、77万円が集まったという。

 みやき町は返礼品について15事業者、約120品目で「楽天ふるさと納税」を含む合計3サイトで掲載し寄付受付を再開した。

 振興協力会メンバーで営業・広告管理を担当する椙村氏は「返礼品目の目標は1,000商品以上です。いろいろな方の知恵を借り、みんなでアイデアを出していけたら」と事業者に協力を求めた。

 事業者説明会は15日にも開催される。

【内山 義之】

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