2024年12月23日( 月 )

トライアルHD、宮若市と連携協定~公共施設の再活用でAI開発拠点などを創設

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 (株)トライアルホールディングスは18日、宮若市とリテールAI開発拠点「リモートタウンムスブ宮若」の開設に関わる連携協定を締結した。

 同協定はリテールAI企業を推進する同社が宮若市と協力し、主に小学校や中学校などの公共施設跡地を活用したAI技術開発拠点の開設をはじめ、店舗出店、同社従業員寮の建設のほか、アパレル・ホームファッションにおける製造、販売、接客までを最新のテクノロジーを活用した新たなビジネスモデルを創造・構築する「ファッションビレッジ」の開設を予定している。

 AI 技術開発拠点は旧宮田西中学校と旧吉川小学校の跡地を活用する予定で、同社傘下の(株)Retail AIに所属している従業員を中心に構成。小学校や中学校などといった公共施設の跡地を活用し開発を進め、2021年5月以降に竣工する。ファッションビレッジは、デザイナーやインフルエンサー、コンシェルジュなどを集め、従来にとらわれないさまざまな商品情報を発信。ローカル5Gなどを活用した次世代の新しい購買体験の提供を目指す。21年6月以降に竣工を予定しており、旧笠松小学校を拠点に改装する。
 店舗については、旧宮田ショッピングセンター跡地にスーパーマーケット「スーパーセンタートライアル宮若店(仮称)」を21年9月中旬に出店するといい、店内に設置したAIカメラによるデータを活用した購買体験を提供する「スマートストア」型の店舗を出店する。 

 このほか、従業員寮は旧吉川幼稚園の跡地(21年4月竣工)に建設するほか、宿泊施設だった旧スコーレ若宮跡地にオーベルジュや温泉旅館が一体となった複合施設を建設する。旧吉川小学校の体育館に宮若市との共同運営店舗である「ドリームホープ若宮」で取り扱う農作物を使った料理を提供するレストラン「グロッサリア」を開設する。22年3月頃の竣工を予定している。

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