2024年12月04日( 水 )

【みやき町】みやき神バナナのジェラート・ロールケーキ完成

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
「みやき神バナナジェラート」と「みやき神バナナロールケーキ」

 佐賀県みやき町は、7日、神バナナみやき農場にて、「みやき神バナナ」を使った「みやき神バナナジェラート」と「みやき神バナナロールケーキ」の完成お披露目イベントを開催し、地元の中原小学校4年生・20人の子どもたちに振る舞われた。

 みやき町は、同町が掲げる「健幸(けんこう)長寿のまちづくり」を目的として、安全・安心な食べ物に子どもたちからお年寄りまで多くの人が触れ、感じて、口にできる環境を広げていきたいという思いから、農業法人神バナナ(株)(東晃代表取締役、鶴薗慧晃みやき農場長)と連携し、2019年3月から完全無農薬のバナナ栽培を行ってきた。

 今回、お披露目となった「みやき神バナナジェラート」は夏秋冷菓(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町、夏秋和弘営業長)と、「みやき神バナナロールケーキ」は(株)新杵堂(岐阜県中津川市千旦林、田口和寿代表取締役会長)とそれぞれ共同開発を行い、神バナナを使った特産品を完成させた。

左から末安伸之町長・夏秋和弘営業長・田口和寿会長・鶴薗慧晃農場長

 「みやき神バナナジェラート」の特徴は、佐賀県産のしぼりたて15分以内の牛乳を使用していること。加えて、「みやき神バナナ」を皮ごとミキサーにかけて製造している。夏秋氏は「バナナが甘いので、砂糖の使用量を通常の3分の1に抑えることができ、素材本来の味が楽しめます。このジェラートを全国の人に知っていただきたい」と話した。

 「みやき神バナナロールケーキ」の特徴は、生地に「みやき神バナナ」の葉や皮を焙煎して練り込み、大豆由来のクリームのなかに「みやき神バナナ」を丸ごと入れていることだ。田口氏は「カロリーが通常のロールケーキの3~4分の1。とくに女性やご高齢の方々に優しい、健康志向のケーキです。まずは、みやき町のふるさと納税の返礼品になります。11月から徐々に拠点を有する韓国およびASEAN諸国で販売していく予定です」と海外展開の展望について熱く語った。

 みやき町の末安伸之町長は「多くの方々の協力があって、おいしいスイーツができました。神バナナについては、ほかの企業からも開発の依頼がきております。みやき町をのよさを知っていただく機会になれば」「子どもたちが作物に興味をもってくれるとうれしい」と語った。

 ジェラートを食べた子どもは、「バナナの味が濃厚。バナナのつぶつぶがあって食感がいい」と、ロールケーキを食べた子どもは、「甘くて、めっちゃおいしい」と元気に答えてくれた。

 みやき町は、ふるさと納税の返礼品として、ジェラート(1カップ100グラム)6個入りギフトセットを300個、ロールケーキ(1本直径8㎝、長さ16.5㎝)を300本、いずれも限定で用意する。

【内山 義之】

関連キーワード

関連記事