2024年12月23日( 月 )

セガサミー、ゲームセンター運営から撤退

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 セガサミーホールディングス(株)(以下、セガサミーHD)は、4日に開催された取締役会において、所有する(株)セガエンタテインメント(以下、SE)の株式の一部を、(株)GENDAに譲渡することを決議した。

 これにより、セガサミーHDの所有するSEの株式数は3,119株(議決権所有割合14.9%)となり、SEはセガサミーHDの連結子会社から外れることになる。SEは「セガ池袋GiGO」や「セガ福岡天神」などのゲームセンターの運営を手がけており、セガサミーHDは今回の株式譲渡により、ゲームセンターの運営から撤退する格好だ。株式譲渡の実行日は2020年12月30日を予定している。

 セガサミーHDは新型コロナウイルスの感染拡大などの影響を受け、固定費を中心にグループ全体で150億円のコスト削減に取り組んでいる。こうした状況のなかで、ゲームセンターの運営を含むアミューズメント施設分野の拡大に意欲的に取り組んでいるGENDAと協議を行い、今回の株式譲渡契約の締結に至った。

 また、セガサミーHDはSEが保有する固定資産などの帳簿価格を、GENDAへの株式譲渡によって回収可能となる価格まで減額したため、21年3月期決算で約200億円の特別損失を計上する予定となっている。 

 SEの株式17,882株(議決権所有割合85.1%)を所有することになるGENDAは、セガエンタテインメント社との協業により、アミューズメント業界の活性化を目指す。

【代 源太朗】

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