自民党・二階俊博幹事長への単独インタビュー(4)
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9月30日、二階幹事長は自民党総本部の幹事長執務室で中国経済新聞のインタビューを受けてくれた。その内容を紹介する
(聞き手:(株)アジア通信社代表取締役社長・徐静波氏)。筆者は二階先生から1冊の本をいただいた。それは日本で有名な政治作家森田実氏が書いた『二階俊博幹事長論』で、二階先生が2017年に北京の共産党中央党学校で発表した講演記を収録したものだ。人を感動させる話がいくつかあり、紹介する。
「国家と国家の関係は、本当のことをいえば、人と人の関係に尽きる。もし心底からの信頼関係がなければ、一緒に発展したいと思っても創造はできない。もしも、この人のために何をすべきかをいつも思っている人、あるいはこの人の話を聞いたら、私はどんな汗を流さなければならないのか、どのように相手に対応するかを考えている人が、たとえ1人だけでもいたら、相手方の国家への印象に根本的な変革が生まれるであろう。
したがって、私は毎年何人かの若い国会議員を中国へ派遣する、彼らは日本と中国の次の時代の指導者が一緒になって膝を突き合わせた交流を行い、たとえ意見が違っても、喧嘩になっても、そのような交流でなければ、本当の意味での相互信頼関係は形成されない。
45年前、毛沢東主席が我々にこう教えてくれた、人は時には意見が違って喧嘩になる。東海を取り巻く形勢は皆が見て知っている様、両国国家は誰もが引越しできない隣人であり、もし誰もが承服しない心をもっていたなら、どんなことも全部行き詰まりに陥ってしまう。
したがって、どんな問題に遭遇しようとも、日中両国間では絶対に交流を中断させてはならず、必ず何時でも話し合える関係をもっておくべきである。中国の未来を背負っている中央党学校の皆さん、何としてでも日本を訪問していただき、どうぞ日本の若き青年政治家と交流を展開してください。私は皆さんのお越しを心からお待ちしております。」
日本の政治家が中央党学校で講演ができる機会をアレンジすることは、非常に大変である。二階先生の心の底からのこの言葉は、彼の日中友好交流事業の政治における期待に一生を注いだものであり、日中両国の青年政治家に対する大きな厚い寄託でもある。
(了)
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