【高速道手抜き工事】福岡でも真相究明の動き 自民党県連が宮内副大臣を聴聞
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週刊文春が報じた、中央自動車道の耐震補強工事で橋台のコンクリートに鉄筋が入っていなかった問題で、福岡県内でも新たな動きがあることがわかった。
問題の工事を請け負ったのは、宗像市の建設・運輸業者「大島産業」。大島産業が工事を受注した経緯に絡んで、宗像市などを地盤とする宮内秀樹・農水副大臣が、大島産業の依頼を受けて工事の発注者である中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)を議員会館の自室に呼んだことを認めており、宮内副大臣による「口利き」があったのかなどが焦点となっている。
大島産業と宮内副大臣の関係をめぐっては、自民党福岡県連も真相究明に動き出している。自民党福岡県連4区内の地域支部が21日に古賀市内で合同会議を開催することを決定し、その席に宮内副大臣を呼んで事情を聞くことを決めた。
発起人の1人である吉松源昭・福岡県議会議長は取材に対して、「高速道の手抜き工事は国民の命に係わる重大な問題」と述べたうえで、「地域の皆さんからも厳しい声をいただいている。次期衆院選を戦い抜くためにも、説明責任を果たさなければならない」とした。
一方、宮内副大臣は21日の合同会議について、「現時点では、そのような会議への出席を求められていない。いっさい承知していない」などとしている。
【特別取材班】
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