九州の主要企業の9月中間決算発表~半数が減益・赤字、新型コロナによる影響が鮮明に
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九州の主要企業(金融機関を除く、非上場を含む)の2020年9月中間決算によると、前年同期と純損益を比較可能な52社のうち、減収となった企業が37社で約7割(前年同期は16社)、減益(14社)・赤字(12社)が26社と半数を占めた。新型コロナウイルスの感染拡大によるマイナスの影響が広範囲におよんでいることがわかる。
一方、半数の企業は業績を伸ばし、増益が20社、黒字転換が6社となった。外出自粛・リモートワークによる自宅での時間・消費の増加などを背景とみられる。主な企業はナフコ(ホームセンター)、アプライド(PC小売)、マルタイ(食品製造)、ダイショー(食品製造)。
赤字に転落した業界でとくに目立つのが運輸関連。JR九州、西日本鉄道、スターフライヤーがいずれも赤字に転落。また、岩田屋三越も赤字に転落した。
これまでに繰り返し言われてきたことであるが、外出自粛、リモートワーク、インバウンドの減少などが業界を問わず各企業に影響をおよぼしていることが改めて確認できる。
【茅野 雅弘】
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