2024年12月22日( 日 )

クイーンズヒル田原司氏の人となり

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 当サイトで複数回にわたり発信している、名門の「クイーンズヒルゴルフクラブ」の運営会社・(株)ザ・クイーンズヒルゴルフ場をめぐる騒動。元理事6名の発起により「クイーンズヒルゴルフ場を守る会(以下、守る会)」がすでに立ち上げられた。守る会は、従来通り同クラブ会員が安心してプレイできるように、クラブ会員4名が申立てている民事再生手続を支持し、再建する方向で活動している。

 一方、同ゴルフ場の代表取締役・田原司氏は、守る会に真っ向から対峙し、「同会へ賛同しないよう」とする旨の文書を会員に送っている。田原氏が、同ゴルフ場の経営権保持になぜ固執するのかは不明だ。

 同ゴルフ場の会員の1人は、下記のように心情を述べた。

 「以前、田原司氏と話したことがある。結論からいうと、まあ調子の良い人物であると…。田原司氏は、誰もが承知の地場有力デベロッパーであった(株)ソロン創業者の故・田原學氏の長男。同ゴルフ場も田原學氏が創立した。

 司氏は、西南学院高校から明治学院大学を経て、三菱信託銀行(株)へ入行。30歳前後のときに父が経営するソロンに入社し、コモダスシリーズのマンションの企画・開発を手がけた。その後、司氏は自身で(株)快適計画を設立し、不動産業に進出した。さらに、同じく不動産業の(株)ゼンズー、(株)ブラウハウスを設立し、多角的な事業を展開したものの、鳴かず飛ばずの状態である。

 設立した当初は、地場の同業者とも懇意にして事業を進めていたものの、成果をあげたという話は聞かない。司氏は頭脳明晰で知識はあった。一方で、前述した『いつも調子の良い』性格で、口ではすばらしいことを述べていたが、行き詰まり困難になったときは逃げていた。
 今回のクイーンズヒルゴルフ場の件は、司氏には任せることはできない。

 11月27日現在、同ゴルフ場のウェブサイトは閲覧できない状態にある。同ゴルフ場に電話で確認したところ、「現在メンテナンス中です。数日後には見られる予定です。ご予約は電話で承ります」と返答があった。

【河原 清明】

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