2024年11月20日( 水 )

新型コロナ対策小委員会が自民党本部で開催~厚労省のコロナ対策を議論

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 新型コロナウイルス感染症対策本部・感染症対策ガバナンス小委員会(以下、小委員会)が12月11日、自民党本部で開催され、厚生労働省が提言に関する取り組みなどに関して説明を行うとともに意見交換がなされた。そこで厚生労働省より行われたコロナ対策の現況と今後の見通しについての説明を、以下に紹介する。

 自民党が10月8日に政府に申し入れた8つの提言に対する小委員会の取り組みは、以下の通り。

提言(1)国レベルの安全保障における感染症危機の明確な位置づけ付与

 政府は対策本部を設置。内閣の感染症危機管理体制の強化については、今回の経験を踏まえ速やかに検討する。

提言(2)指揮命令系統の整理と強化

 政府と地方自治体の役割の整理については、厚生科学審議会などで地方自治体など関係者から意見をうかがい、検討する。

「ガバナンス小委員会 具体的提言に関する取り組みなど」(以下、同資料)
「ガバナンス小委員会 具体的提言に関する取り組みなど」(以下、同資料)
「ガバナンス小委員会 具体的提言に関する取り組みなど」(以下、同資料)
「ガバナンス小委員会 具体的提言に関する取り組みなど」(以下、同資料)

提言(3)感染症危機管理の専門的知見をもつ集団の構築・増強

今後の対応(個別支援以外)
今後の対応(個別支援以外)

提言(4)感染症危機対応のIT化と大規模データの活用

 コロナ感染者などの情報把握・管理支援システム「HER-SYS」を用いて、感染者情報の集約化、一元化を実施。

提言(5)危機時における国民と政府の関係とコミュニケーションの強化

 感染防止策について、受け手の立場を考えて具体例を挙げて情報発信を実施。

提言(6)危機時の柔軟な制度運用を可能とする法的枠組みと手順の構築

政令の一部を改正
政令の一部を改正

提言(7)産官学連携 感染症危機対応医薬品研究開発ファンドの設立

 日本医療研究開発機構(AMED)を通じてコロナ対策に関する研究開発を支援し、ワクチンの早期実用化のための体制を整備。

提言(8)感染研のワクチン業務の見直し

 国立感染症研究所のワクチン国家検定(検査)は、専門性を考慮しつつ、その必要性を検討する。

国家検定について
国家検定について

今後のプロセス

 政府が今後、実施するプロセスについては、小委員会がフォローアップを行う。

今後のプロセス:小委員会がフォローアップ
今後のプロセス:小委員会がフォローアップ

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