『脊振の自然に魅せられて』感謝状授与と活動紹介記事(後)
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昨年9月末から、ワンゲルOBが主体となり設置を開始した。最終設置に西日本新聞のS記者が同行。S記者はスニーカーでの登山であった。
金山(967m)の最終ポイントの設置が終った。密を避け、用意した弁当を金山山頂で仲間5人と記者とで食した。静かな山頂で過ごした癒しの時間であった。
10月4日に、延べ4日間の設置を終えた。同月7日、設置活動の写真とともに新聞記事が大きく首都圏版に掲載された。
設置3日後、道標のメンテナンスを兼ねて脊振山駐車場へ車で訪れた。そこで目にしたのは、レスキュー表示板を取り付けたネジがすべて錆びていたことである。
購入したネジがステンレス製でなかったのである。そこで、改めてステンレスネジを購入した。また、表示板に反射シートを被せたことにより、スマホの角度によってQRコードが読み取りづらいこともわかり、急遽QRコードのシールもつくり直した。
業者のサインエフェクトが無償で、風雨に強い住友製の素材の全シール各2枚を用意してくれた。ネジの交換とQRコードの貼り付け作業を同時に行うことになった。この作業は3日間を要した。仲間とまた山を歩ける楽しみもあった。
やっとすべてのレスキューポイントの設置が10月27日に終了。計画から丸1年でレスキューポイントの設置を終えた。
レスキューポイント設置の功労で、福岡市早良区長からドコモ九州、ドコモCS九州とともに脊振の自然を愛する会へ感謝状が交付されることになった。
12月16日の交付式はコロナ禍で密を避けるため、スペースが広い福岡市早良市民センター視聴覚室で行われた。交付式も後日、西日本新聞に写真入りの記事が掲載された。
さらに、全国誌「山と渓谷」の2021年1月号に、日本山岳遺産活動の横顔を紹介するシリーズの第1号として全1ページで掲載された。35番目に認定された脊振山系だが、シリーズの初回に紹介されるとは名誉なことである。
(了)
脊振の自然を愛する会
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