【みやき町】関家具と包括連携協定を締結、地域活性化推進へ
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佐賀県みやき町は19日、(株)関家具と包括連携協定の締結調印式を行った。この協定は、包括的な連携のもと、相互の発展と地域活性化の推進を目的としている。
関家具は、家具のまち・大川市で現代表の関文彦氏が1968年4月に創業、82年11月に設立した家具の総合商社。
みやき町の末安伸之町長は調印式後、「包括連携協定の締結に大変感謝しております。本町が掲げる『健幸』は、健康と幸せのほか、人も心も自然も豊かになっていくことを目指しています。関家具は廃材を修復・加工し、価値のあるものに変えておられます。これは、本町の理念であるSDGsとも合致しています。また、4月から本町に関家具の社員を1名派遣していただくことで、使わなくなった木材に命を吹込み、生まれ変わらせ、表札や棚などの新たな商品を一緒に開発できます」と感謝の言葉を述べた。
関家具の関文彦代表は、「当社では災害時に流れ出した木材や、先祖代々から守り育ててきたが枯れてしまった木々などを買い取り、家具を製造しています。みやき町内の活用材(同社では廃材とは言わない)で新たに商品化するなど、1本の木材を余すことなく使い、少しでもみやき町のお役に立てれば」と今後の取り組みに意欲を見せた。
また、取り組みの1つである木育について、木を知ることによって社会の仕組やいろいろなことを理解し、不要になったものに命を与えて再利用するなど、モノを大切にする心を学んでほしいと話した。
本協定の具体的な取り組みは、以下のとおり。
(1)木のぬくもり、ウッドセラピー®を活用した木育での人材育成、健幸(けんこう)長寿のまちづくりに関する事業。
(2)みやき町産木材を活用したオリジナル商品、ふるさと納税返礼品の開発に関する事業。
(3)女子サッカーのまち宣言にともなう、スポーツを通じたまちづくりの推進に関する事業。
(4)そのほかの地域活性化・地域産業振興に関する事業。【内山 義之】
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