【福岡県知事選2021(16)】自民党国会議員団の意地
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先週末の20、21日に帰福したA代議士が、支援者の集まりにおいて「統一候補で静かな県知事選が行われるという見立てがあるようですが、保守内での対立選挙もあり得ます」と語ったという情報が飛び込んできた。
「あの慎重な代議士が大胆に言いきるとは、事態はかなり進んでいる」と確信した。「単純に武田総務大臣の腕力で引き回しているのではなく、国会議員団の創意もある」という認識をもった。
さらに、ほかの自民党国会議員たちへ取材を続けた。1期、2期目の新参の議員であれば、地元選挙区の県会議員たちの集票力にひれ伏しているが、3期目を過ぎるころには自身の集票力に自信をつけてくる。
「どうして格下の県会議員たちにペコペコしなければならないか。俺は国を背負う国会議員だ」という、良くいえば「プライド」、悪くいえば「慢心」が湧いてくる。これはイデオロギー闘争ではない。人間の性の戦いである。だからこそ始末が悪い。
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