「住むと泊まるの間」を体験するホテル、「YANAKA SOW」5月1日オープン
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ブランドデザイン事業の(株)オレンジ・アンド・パートナーズ(以下、オレンジ)と旅行コミュニティープラットホームのAirbnb(以下、エアビーアンドビー)、積水ハウス不動産東京(株)は21日、5月1日にオープン予定の共同プロデュース宿泊施設「YANAKA SOW」(東京都台東区)のメディア向け内覧会を開催した。
ホテルオーナーは、初めてホテル事業を手がける積水ハウス不動産東京(株)。設計・施工は積水ハウスが手がけた。ホテルの運営は(株)エアトリステイが行う。宿泊予約はエアビーアンドビーが窓口となり、22日から受付を開始する(完全予約制)。
同ホテルは、江戸時代から続く歴史があり、情緒のあるまち並みが特長の台東区・谷中に建設された。1泊から利用できる「STAY plan」と、30日から365日までの長期滞在を想定した「LIVE plan」を用意。自宅のようにくつろげる空間デザインと、谷中のまちとゲストをつなぐ案内専門スタッフ(YANAKA DIGGER)のガイドサービスによって、初めて訪れた人でも自然にまちに溶け込むことができる。
ホテルにはレンストランの併設や食事提供などのサービス提供はなく、DIGGERが地元の飲食店を案内してくれるなど、文字通り地域密着型の宿泊施設となっている。
オレンジとエーアンドビーの2社は 2019年12月、ホテル機能と民泊運用型賃貸マンションを兼ね備えた「ハイブリッド型レジデンス」と、リゾート地などにおける「民泊運用型セカンドハウス」を共同プロデュースするパートナーシップを締結した。
今回の企画は3年前から始動したのもので、当時はコロナ禍がなく、インバウンド需要の訪日外国人旅行者を主なターゲットとしていた。2社は感染拡大が続くこの1年間で得た経験を生かして、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせたワーケーションや移住検討者などへもターゲットを広げる。
近年は、レジャー施設の回遊を中心とした旅行プランに合わせた大型ホテルなどに限らず、欧米で人気がある訪問先の歴史や食文化を体験できる地域体験型・宿泊施設型の宿泊施設が増えつつある。
同ホテルでも旅行先を1つに絞るのではなく、谷中のまちを詳しく知るDIGGERに相談しながらプランを決定することを推奨している。
【麓 由哉】
<HOTEL INFORMATION>
所在地:東京都台東区谷中5-2-14
部屋数:13室
宿泊費:1万6,000円~/室
予約サイト:https://www.airbnb.jp/users/395866434/listings関連キーワード
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