【飲食事業者の独立心、自尊心を育てよ！（8）】これまで同様「最高の料理を提供し続ける」～Pizzeria nao（ピッツエリア ナオ）

　「Pizzeria nao（ピッツエリア ナオ）」は、福岡市博多区の博多リバレイン1階に店舗を構えるイタリア料理店。

　同店のオーナーシェフは在イタリア日本国大使館総料理長を務め、デザートピッツアを日本に広めた人物である石橋尚幸氏。また、2003年にテレビ東京系の「テレビチャンピオン・ピッツア職人選手権」で優勝するなど輝かしい経歴の持ち主だ。

　同店は石橋氏がオーナーを務める「La casa di Nao（ラ カーサ ディ ナオ）」の姉妹店として09年に現在の場所にオープン。数多くのトッピングから自分好みの一品に仕上げることが可能なピザやパスタが味わえるほか、高品質なイタリアワインをリーズナブルな価格で提供しており、多くの「イタリアン通」をうならせている。

　そんな同店だが、他の多くの飲食店と同様、20年に入ってからの新型コロナウイルス感染拡大の影響で痛手を被っている。同店店長・芦田圭介氏は「コロナ前とコロナ後を比べると客足は8割減、5月12日の緊急事態宣言後に限っていえばコロナ前の9割減です」とし、「コロナ禍だからと言って、奇をてらったことをやるべきではないと思います。今できることは来店してくれたお客さまに喜んでもらえるよう、最高の料理を提供し続けることだけです」と語る。

　同店はテラス席を設置しているほか、換気のために常時窓を開け放つなど、感染対策も万全。博多川を望める窓外の景色を眺めながら、極上のイタリアンを楽しめる同店に是非ご来店を。

【新貝　竜也】