【読者ご意見】ワクチン接種率50%で「コロナ不況」脱出へ
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NetIB-Newsでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
今回はワクチン接種率50%到達後に景気回復が見込めるとした読者のご意見を紹介する。アメリカでは、国民生活に関わるあらゆるものの値段が上がっています。
行動制限がまだ少し残ったなかで、さまざまな需要がふくらみ、うまく回らないまま経済が走り始めた感じです。あちこちで労働力が不足し、半導体などの物資供給も不足しています。
シリコンバレーのガソリンスタンドでは、高級ガソリン1ガロンが5ドルを越えるところが出てきました。日本に換算すると1L148円ほどです。
先日発表された5月の消費者物価指数によると、ガソリン価格は先月より4%ほど上昇、パンデミックで安値だった昨年5月に比べると、56%も上昇しています。
中古車価格は30%近く高騰し、新車が3%、アパレルが6%、全体平均では5%の価格上昇らしいです。
ウーバーやリフトといった配車サービスは、ドライバーが不足しているところに需要が増え、やはり料金が上がってきています。
レストラン業界も、とくに人手不足になっています。かつての人材がパンデミックを機に業界を敬遠し、新しい職に就いていることが原因と思われます。
この現象は、コロナ後の日本でも必ず起こります。
もちろん、その見通しは株価にプラスになっているのですが、さらに株価に好影響を与えるのはワクチン接種率が50%になることです。
なぜ50%なのか。それはイスラエルでの経験で50%になると途端に新型コロナウイルスの感染率がダウンするということがわかったからです。
ワクチン接種率50%について、イギリスでは4月に達しており、アメリカでは6月になると予想されています。つまり、新型コロナ騒ぎはイギリスでは4月で終わっており、アメリカでは6月に終わりになると考えて良いみたいです。
ほかの国々で50%に達するのは両国よりも遅れ、日本も早くて9月ぐらいになるでしょう。それでも10月くらいには大丈夫になるという見通しは出せるので、そのときにコロナ不況からの脱出について、以下の理由から確信できると思っています。
消費者は景気後退期に購買行動を一時的に控えますが、景気回復期にその需要が一気に回復します。つまり、消費者の需要は景気後退によって消滅するのではなく、むしろ積み上げられ繰り越され、潜在化します。それが景気回復とともに表面化すれば需要が一気に拡大することになります。
企業がこれに基づいて強気の予想を出すか、前向きな経営計画を発表すれば、投資家は好感をもつでしょう。株価についても、今後減配や減益となる見通しが少ないということを織り込んでいきます。9月決算のころには、株を安心して購入できるようになるでしょう。
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