改正銀行法、国際金融資本による国内企業のM&Aを後押し
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金融庁は7日、銀行法第4条第1項の規定に基づき、(株)ゴールドマン・サックス・バンクUSA東京支店の銀行業の営業免許を行ったと発表した。
取り扱い業務は、本店その他海外支店業務の媒介業務、法人顧客向け銀行業務など。支店代表者はゴールドマン・サックス証券(株)マネージング・ディレクターの江原正弘氏で、営業開始は2021年9月を予定している。
金融庁および財務省は、5月の参院本会議で成立した「改正銀行法」に先駆け、今年3月から日本に新規参入する海外の金融機関に対して「拠点開設サポートオフィス」を開設し、海外金融機関の受け入れ体制を整備していた。
海外の金融資本を呼び込むことで日本市場の強化を図りたいとする改正銀行法では、銀行が顧客情報を海外投資家と共有することが可能となり、銀行を通じた国際金融資本による国内企業のM&Aが後押しされる。
【児玉 崇】
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