ワシントンホテルがGC記載、コロナで業績悪化
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ビジネスホテルを全国展開するワシントンホテル(株)(名古屋市、内田和男社長、東証二部、名証二部)は、12日発表の2022年3月期第1四半期決算短信で継続企業の前提に関する注記(ゴーイングコンサーン、以下GC)を記載した。
同社は新型コロナの感染拡大を受けて業績が急落。21年3月期では売上高が47億円(前期は197億円)、当期損益が75億円の赤字(同4億円の黒字)となっていたが、22年3月期第1四半期も売上高が12億円にとどまり、当期損益が14億円の赤字となった。これによりGCが付されることになった。
対策として旅行会社や観光名所との契約・提携拡大のほか、給与減額を含めたリストラ策を実行。前期は総額90億円の新規借入を行ったが、追加対策として政府系金融機関に資本制劣後ローンの借入を申請中であることも明らかにした。
またコロナ軽症者の療養施設として今年5月には、博多中洲ワシントンホテルプラザ、奈良ワシントンホテルプラザ、6月には熊本ワシントンホテルプラザが一棟貸しの対象となっており、キャッシュフローの改善に貢献するとしている。
【緒方 克美】
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