2024年11月19日( 火 )

中国経済新聞に学ぶ~中国の新中産階級2億人の姿

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 2億人の中国の新中産階級は今、消費をけん引する重要なエンジンになりつつある一方で、不動産、自動車、移動などの分野における消費活動がより活発になっている。 

 モバイルインターネットコンサルティング会社のクエストモバイルが11日に発表した「2021年新中産階級インサイト報告」によると、現在、中国の新中産階級は2億人に達するという。新中産階級とは、25~40歳で、三線以上の大中都市に住み、オンライン消費能力が1000元(約1万7,000円)を超え、オンライン消費意欲が中高レベルにある人々を指す。

 新中産階級のうち、現在は「80後(1980年代生まれ)」の占める割合が50.8%、「90後(1990年代生まれ)」が49.2%に上る。都市分布を見ると、上位10都市とそれぞれの人数は上から順に、北京(903万人)、上海(838万人)、深セン(691万人)、広州(638万人)、重慶(568万人)、蘇州(470万人)、成都(448万人)、武漢(442万人)、杭州(354万人)、天津(345万人)となっている。

 その他の層に比べ、新中産階級は不動産、車、移動における消費活動がより活発になっている。2021年6月を例にすると、新中産階級は住宅購入、住宅賃貸、内装工事を行う人が19.7%に達し、自動車購入計画がある人が29.5%に上り、車を手配して移動する人の割合が42.5%に達した。また、自動車、ネットショッピング、事務、情報、ファッションなどの趣味嗜好について、新中間層はネットユーザー全体よりも高い関心を示した。

 具体的に見ると、新中産階級は文化消費、健康消費、スマート消費、自動車消費でより高く安定したニーズを見せる。たとえば文化消費では、21年6月の映画・各種公演産業の月間アクティブユーザー数上位3アプリケーションは淘票票(241万)、大麦(147万)、猫眼(143万)、電子書籍産業の同上位3アプリケーションは知乎(1,445万)、番茄無料小説(1,360万)、華為閲読(1,156万)で、新中産階級は有料の電子書籍サービスを選択する割合が22.2%に達した。


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