2024年12月22日( 日 )

北九州にドローンスクール「スカイファイト」がオープン

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北九州にドローンスクール「スカイファイト」がオープン

ドローンスクール「スカイファイト」 下川社長
下川社長

 ドローン(小型無人機)の操縦を体験したり資格を取得したりできる「スカイファイト福岡リバーウォーク」が、北九州市小倉北区のリバーウォーク北九州にオープンした。北九州市内でのスカイファイトのドローンスクール開設は初めて。県内では福岡市の「MARK IS 福岡ももち」に次いで2例目となる。

 子どもや初心者向けのコースから大人向けの商用コースまで、今後のドローン需要の増大を見込み、多彩なメニューを用意している。

 スカイファイト福岡は西小倉運輸(株)(北九州市小倉北区西港町)が運営。MARK IS 福岡ももち、リバーウォークのどちらも8月にオープン。年内に福岡市のキャナルシティ博多、さらに来年には鹿児島県や大分県でも開設する予定だ。

さまざまな大きさのドローン
さまざまな大きさのドローン
ドローンを操縦する下川社長
ドローンを操縦する下川社長

 相次ぐドローンスクールオープンの背景には、来年度に見込まれるドローンの国家資格化がある。スクールで取得できる民間資格が国家資格試験の一部免除などの優遇につながることが予想され、ドローン飛行帯の設定など法整備が進むことで一層の需要拡大が見込まれる。ドローンは現在、イベントなどの空撮のほか農薬散布や測量、災害時の人命救助、ビルの外壁調査などに活用されているが、将来的には宅配業務などへの展開も可能という。

 CEOの下川雅夫さんは「国家資格となって法的に厳格化されたほうが普及すると考えられる。いち早く取り組み、業界のけん引役を担いたい」と話す。さらに「近い将来、一家に1つドローンポートを設置し、そこへ宅配ドローンが配達することになると思う。ヘリポートは無理でもドローンポートなら手軽に設営できる。自動車免許と同様、1人にドローン1台の時代が来るかもしれない」と期待を寄せる。

 「スカイファイト福岡リバーウォーク」では、プログラミングとドローン操縦を組み合わせた子ども向けの「ドログラミングコース」(月額9,900円~1万3,000円)、受講後に一定の技能を証明する資格を取得できる大人向けの「商用パイロットコース」(マンツーマン受講15万円)など複数のコースを用意している。これらは予約が必要だが、飛び込みでドローンを操縦できる「体験コース」(330~550円)もあり、初めての人でも手軽に楽しめる。

映画の撮影にも使われた高性能ドローン
映画の撮影にも使われた高性能ドローン

【山下 誠吾】

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