2024年12月23日( 月 )

OCHIホールディングス中間決算~コロナ禍、巣ごもり需要の反動減で減収

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 OCHIホールディングス(株)が4日発表した2022年3月期第2四半期決算によると、売上高510億4,200万円(前年同期比6.8%増)、営業利益11億6,000万円(同105.4%増)、経常利益13億8,000万円(同96.6%増)、純利益は9億4,700万円(同12.6%増)となった。主力事業である建材事業は、売上高326億2,200万円(同1.3%増)、営業利益5億8,900万円(同24.1%増)となった。

 同社は増収増益の要因について、耐震、ゼロエネルギー住宅等の高機能商材の普及促進、リフォーム・リノベーション需要の取り込み、非住宅市場の開拓など、成長分野での販売強化、グループ会社相互の連携強化やグループ会社の再編による効率化を図ってきたこと、また外部環境として住宅関連業界において、景気や消費者マインドの悪化が小幅に止まったこと、前期に営業活動を自粛していたハウスメーカーやビルダーが販売を活発化させていること、消費者の戸建住宅への選好が在宅時間の増加にともない高まっていると思われることなどにより、新設住宅着工戸数が前期比7.6%増となったためとしている。

 22年3月期の通期予想に関して、売上高1,060億円(前期比4.1%増)に変更はないものの、営業利益は2億2,000万円上方修正し23億円(同18.4%増)、経常利益は2億4,000万円上方修正し27億円(同22.8%増)、純利益は特別利益(負ののれん発生益)を計上する見込みであることから14億円上方修正し29億5,000万円(同64.5%増)を見込んでいる。

【茅野 雅弘】

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