重要性を増す「名誉を守る活動」 悪評には包摂的な対応で問題解決
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コントロール(株) 代表取締役
岡田 勢聿 氏問題を解決しブランドを守るパートナー
ビジネスの現場では、すでにブランディングというワードが一般化した。地方の中小企業であっても、「ブランドの確立と浸透」という経営戦略が極めて重要になってきたからだ。ブランドコンセプトを策定し、コンセプトに沿ったデザインや広報活動によって、企業や商品のイメージに一定の方向性をもたせ、他社(他者)との差異化を図ることは、すべての組織にとって、いまや必要不可欠な営みである。
そうした取り組みを、仮に「攻めのブランディング」と呼ぶならば、実は「守りのブランディング」という視点がなければ、継続的なブランド価値の維持は約束されない。ライバル企業や悪意のある第三者からの攻撃によって、せっかく確立したブランドを一瞬にして破壊されるケースが頻出しているからだ。
私たちの生活にインターネットによる「検索」が、ここまで浸透している現在、ひとたび悪評が流れると、それを堰き止めるのは極めて困難である。ここにきて「レピュテーションマネジメント」と呼ばれる「守りのブランディング」が注目されているのは、当然のことともいえる。
こうした新しいビジネス環境を背景に、コントロール(株)は2021年10月に設立された。代表取締役・岡田勢聿氏は「レピュテーションリスクが高まった現状では、経営者は自社のブランドと名誉を守る力を手に入れる必要がある。しかし、解決への現実的な手法を知っているトップはほんのひと握り」と分析。だからこそ「評判をコントロールできるパートナー企業の存在が重要になっている」と訴える。
一方で岡田氏は「ORM(オンライン・レピュテーション・マネジメント)だけでは不十分だ」と指摘する。「ネット上の情報を消したり、検索順位を落としたりするような対応も必要だが、実際には問題の源となるトラブルを解決してしまわなければ、半永久的に対策資金を投じ続けることにもなりかねない。確実な問題解決という意味ではやはり、従来から重視されている洞察力、交渉力が重要となる」。つまりデジタルとアナログの補完によって、守りのブランディングは完成するのである。
悪評には包摂的な対応で
いったん広まった悪い評判を解決するには、企業は効果的で説明責任のある「包摂的」な対応が求められる。包摂的とはある概念がより一般的な概念に包み込まれることで、悪評に対しては覚悟をもって、毅然と対応することが守りのブランディングでは重要となる。こういったレピュテーションマネージメントは、SDGsの観点からは目標16「平和と公正をすべての人に」との親和性が高い事業だ。公正な評価が不当に壊されるのを、専門技術と経験に裏付けされた解決力で防ぐことを通じて、社会変革を促す企業を陰ながら守る。それが新会社、コントロール(株)の使命なのである。
<INFORMATION>
代 表:岡田 勢聿
所在地:福岡市中央区赤坂1-14-22 センチュリー赤坂門ビル2階
設 立:2021年10月
資本金:100万円
TEL:092-715-4244
<プロフィール>
岡田 勢聿(おかだ せいいち)
1960年福岡市生まれ。福岡大学商学部卒業。1983年麻生商事(株)入社。退職後、作業療法士国家試験に合格。92年に発達障害児施設「知徳学園」を開設。2005年に岡田メディカルインベストメント(株)を設立して病院経営に参画。現在は3つの病院で副理事長を務める。九州大学大学院医学研究院精神病態医学教室に専門習得生として在籍。関連キーワード
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