【提言】アサヒビール新工場「酒どころ久留米市城島町」へ!
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久留米市議会議員 松延 洋一 氏
アサヒグループホールディングス(株)はこのほど、2025年末をメドにアサヒビール博多工場の操業を終了し、26年に新九州工場として近隣に移転すると発表した。合わせて、神奈川工場と四国工場の操業を23年1月末に、ニッカウヰスキー西宮工場の操業を24年3月をメドに終了することも決めた。
19年4月に久留米市議会議員に初当選し、現在3年目の松延洋一氏は、アサヒビール博多工場の移転について持論を展開する。松延氏は久留米市城島町出身で、同町に「アサヒビールの新工場を」と語る。
熊本・大分・福岡・佐賀の4県を流れる九州最大の一級河川・筑後川。その筑後川沿いに位置する久留米市城島町と三瀦町、大川市にかけての一帯は水質が良く、「日本有数の酒どころ」として知られる。なかでも「東の灘(神戸市)」に対して、酒どころとして知られる久留米市にあって「西の城島」といわれる「城島の酒」はとりわけ有名だ。
城島で酒づくりが始まったのは江戸時代中期ともいわれ、筑後川の軟水と肥沃な筑紫平野の米、加えて背振山の北風による冬の冷え込みにより、香りの良いきめが細かな日本酒ができたのだという。
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「筑後川支流の氾濫を防ぐ」河川下に貯水施設構想~松延久留米市議その城島町内の8つの酒蔵が協賛して毎年2月に開催する同町の酒蔵びらきは2日間行われ、コロナ前までは2日間で約11万人が来場していたほどの一大イベントだ(今年はドライブスルー方式で開催)。
松延氏は「城島町は水が良質で酒どころとして知名度も高い。過疎化が進んでいる土地でもあり、アサヒビールの新工場がくると活気が出る。筑紫平野内(朝倉市筑前町)にはキリンビール福岡工場もある。18年3月に改正された都市計画法によって大企業の誘致が難しくなっているが、ぜひ、我が町、久留米市に新工場がきてほしい」と強く訴えている。
【内山 義之】
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