アサリ産地偽装 現在の産地表示は
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アサリ産地偽装 現在の産地表示は
熊本県議会の2月定例会が18日開会した。蒲島郁夫知事は、全国的に注目される大規模な「アサリの偽装問題」について、「熊本ブランド全体の信頼を揺るがす」と危機感を強調。漁業者と連携して正規の県産アサリの出荷を8日から2カ月程度停止した措置を踏まえ「この期間に産地偽装を防ぐ仕組みを構築する」と不正根絶に意欲を示している。
筆者は、島根県益田市に住み在宅ワークをしている。1月末まで週に1~2度、朝食に「熊本産」アサリのすまし汁を味わっていたが、中国産のアサリを「熊本産」と偽装していたことが判明したため、2月初旬からは普通の味噌汁に戻していた。
しかし、昨日、久しぶりにアサリのすまし汁を味わいたくなるとともに、産地表示はどのようになっているかを確かめようと、近所のスーパーにアサリを買いに行った。
(1)最初に行ったのは「イオン益田店」。アサリは自社で加工しており、産地は「中国産」。内容量223gで税込235円、100グラム当たりの金額は105円(税込)。22日に加工しているが、塩水なしのため消費期限は翌23日となっていた。
(2)次は地元スーパーの「キヌヤ中吉田店」。アサリの納品業者は(株)サンヨー(山口県山陽小野田市)。産地は「中国産」。内容量220gで、税込価格321円、100グラム当たりの金額は146円(税込)。22日に加工しているが、塩水入りのため、消費期限は翌々日の24日となっている。100gあたりの価格がイオンより高いのは、塩水入りで、消費期限が1日長いためだと思われる。
(3)最後は「ゆめタウン益田店」。納品業者は「キヌヤ」と同じサンヨー。産地が「韓国産」となっているものの、価格などはすべて同じだった。
熊本県産から端を発して全国的に拡がったアサリの産地偽装問題。熊本県が対応方針について発表を予定している4月初旬以降、はたして、収束に向かうことになるのだろうか。
ちなみにキヌヤで購入した「中国産」のアサリを早速すまし汁にしてみたが、以前食べていた「熊本産(国内産)」と味は変わらず、おいしくいただけたことを付け加えておく。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】
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