商店街の力が再結集　「唐人町商店街連合会」設立

    唐人町商店街は12日、「唐人町商店街連合会設立の夕べ」を開催した。

　発起人は劇団ショーマンシップで座長を務める仲谷一志氏。会場となった甘棠館（かんとうかん）Show劇場には商店街内で店舗を営む経営者が多数来場し、その設立を見届けた。

　唐人町商店街は2021年12月21日に破産手続開始決定を受け、22年3月2日に同手続が終結しており、新団体の設立が注目されていた（【動画レポート】唐人町商店街振興組合　破産）。

　設立会では唐人町商店街振興組合の破産に至るまでの経緯について、破産手続き申請に携わった福岡県中小企業団体中央会商業流通課・秋月武敏課長より、説明が行われ、今後については発起人・仲谷氏から同団体の運営方法やイベント開催予定の旨が伝えられた。

　連合会設立について仲谷氏は「これまで町を守るためだけの団体となっていましたが、これからはそれぞれの人やお店の発展のための団体へと変化したいです。人や店舗がいきいきと輝いていないと人は集まりません。この連合会はそんな『輝き』を生み出せる団体にしたいです」と話した。

　商店街を想う人々が再結集し、新たなスタートを切る。

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【杉町　彩紗】