2024年12月23日( 月 )

不可解なり、統一教会への怒り起こらず

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さまよう故・安倍晋三氏

国会 夕暮れ イメージ    殺害されて10日が過ぎた時点で、安倍晋三氏の霊がさまよっていた。「自分が死んだことすら認識がなかった」旨をレポートしたことがある。神気に通じる友人Aの話であった。Aは盆に晋三氏の霊と接触した。霊は「どうして私は殺されなくてはならなかったのか」と問いかけてきた。霊はまだ天空をさまよっているのである。Aは死後49日に高尾山薬王院で護摩焚きを行い、成仏させるつもりである(護摩炊きとは、故人を安らかに成仏させるインド発祥の儀式)。

 しかし、Aは悔やむ。「安倍家はもともと浄土宗である。この宗教には故人を成仏させるための引導を渡す術がない。高尾山薬王院で護摩焚きをするにしても、高僧でしか天国へたどりつかせることができない」。一息入れて、「故人は下手をすれば永遠にさまようことになるかもしれない。現世では、弟の岸前防衛大臣を筆頭に誰もが安倍先生の敵討ちをすると高言していない。そのため、故人はこの世に未練を残したままで悔しくて悔しくて、成仏できないのであろう。本音は国葬よりも仇を討ってくれと頼んでいるのだ」と推測する。

統一教会は内ゲバの最中

 文鮮明氏は統一教会の創立者である。「日本の地域はさんざん悪い状況を重ねてきた。その罪滅ぼしのために朝鮮半島にお金を納めるのは当然の贖罪である」と堂々と宣言している。まずは日本の右翼が、統一教会が掲げる基本原理(日本を食い物にするのが崇高な使命)に対し、強烈な糾弾を行わないのが不思議である。

 そして現在、統一教会では潰すか潰されるかの内ゲバが展開されている。分裂しているのである。一方は、韓国に拠点を構え、2代目を引き継いだ韓鶴子教祖派(統一教会本部)。もう一方は、文鮮明氏の息子たちがアメリカで旗揚げした「サンクチュアリ協会」(本部・米国ペンシルベニア州)である。文亨進氏が旗頭。この協会は「銃の教会」とささやかれていて、「統一教会をぶっ潰せ!」と叫んでいるとか。政治団体でも宗教団体でも、内ゲバほど激烈なものはない。

 晋三氏が統一教会の広告塔的な存在ということであれば、「サンクチュアリ協会」からすれば打倒の対象になると考えられる。そこに暗殺者・山上の存在を知る。バックにはアメリカ大統領といえども介入できない裏の強力な権力の存在がある。この3者の思惑が一致して晋三氏が抹殺されたという説も流れている。

 実弟・岸信夫氏からは、「統一教会によって兄が殺された」という身内が抱く当然の怒りを感じない。自民党内からも「宗教法人の認可取り消し」という声が上がってこない。故・安倍氏は恐らく苛立っていることであろう。そのため、この世に執着しているのであろう。盆も終わったのにさまよっている。誰もが統一教会を制裁できずに、手をこまねいているのである。

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