大林組、世界一高い木造ハイブリッド複合施設を受注
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スーパーゼネコンの(株)大林組(東京都港区、蓮輪賢治代表)は、24日、オーストラリアの建設会社Built Pty Ltd(シドニー、Brett Mason社長)との共同企業体で、木造ハイブリッド構造の建築物としては、世界一高い182m(地上39階建て)の『アトラシアン・セントラル新築工事』を受注したと発表した。発注者は、オーストラリアの大手不動産会社Dexus。
大林組は、少子高齢化が進む日本市場の現状を鑑み、2016年にBuilt社とオーストラリアの建築事業に関する業務協力協定を締結していた。
アトラシアン・セントラルは、7階から上階において鉄骨とCLT(※)による木造ハイブリッド構造を採用。シドニーのイノベーションと技術の街区である「Tech Central」の新たなランドマークとして存在感を発揮することが期待されており、オフィス、宿泊機能のほか、店舗エリアも備える複合施設として計画されている。
また、アトラシアン・セントラルの設計はLEEDやWELLなどのグリーンビルディング認証で最高レベルの認証を取得する仕様で、建設中に排出されるCO2を、通常の50%以下に抑制することを目指している。完成後は、100%再生可能エネルギーでの稼働が実現される見込み。工期は、2022年8月~26年を予定している。
■アトラシアン・セントラル新築工事概要
<施工場所>
オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州シドニー市
<設計者>
SHoP Architects社(米国)、BVN Architecture Pty Ltd社(豪州)ほか
<JV構成社>
Built Pty Ltd、大林組
<延床面積>
約7万5,000m2
<敷地面積>
約3万5,000m2
<構造>
地上39階建て RC造(地下~7階)/S造・木造(7階以上)
<用途>
オフィス(高層部)/宿泊・店舗(低層部)※CLT…Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略
板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことで直交集成板ともいう。 ^
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