2024年07月17日( 水 )

【国葬】エリザベス女王と安倍元首相

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 イギリス王室は10日、96歳で死去したエリザベス女王の国葬を19日午前11時(日本時間同日午後7時)にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行うと発表した。国葬にはアメリカのバイデン大統領をはじめ、各国の国家元首などが多数参列する見込みだという。

 一方、27日に執り行われる予定の安倍晋三元首相の国葬だが、アメリカのバイデン大統領、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相などは参列しない見通しだ。

 安倍元首相暗殺の背景に旧統一教会と政治家との関係が露呈したことなども影響し、国葬に対する反対意見は多く、国葬の賛否を問う各新聞社の世論調査では朝日新聞(10日~11日実施)が「賛成」38%、「反対」56%、読売新聞(2日~4日実施)が「評価する」38%、「評価しない」56%、毎日新聞(8月20日~21日実施)が「賛成」が30%、「反対」が53%と国葬に否定的な意見の割合が、肯定的な意見を上回っている。

 岸田首相は安倍元首相の国葬を行う理由として、安倍政権が日本の憲政史上最長だったことを挙げているが、このまま世論を無視し続けるようでは、支持率回復は望めないのではないだろうか。

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