2024年09月03日( 火 )

今日11月2日のドル円相場は1ドル=147円台

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 財務省は10月31日、直近1カ月(令和4年9月29日~令和4年10月27日)で、総額6兆3,499億円の為替介入を実施したと発表した。

 記録を開示するようになった1991年度以降、毎月末に「外国為替平衡操作の実施状況」で、為替介入の有無を発表している。介入があった場合はその期間なかの総額を明らかにしている。

 10月に何回介入したかまではわからないが、日本銀行の統計や民間の予測などから、もっとも介入額が大きかったのは10月21日。同日深夜に1ドル=152円台に迫り、その後、一部の電子取引システムでは一時7円も急騰する場面があったことから約5兆円、24日午前にも約1兆円規模の覆面介入をしたと推測されている。 

 月次ベースの円買い介入としては、24年ぶりに実施した9月の2兆8,382億円を超えて、過去最大規模となった。

◆財務省は過度な為替変動を容認せず再度の介入も辞さない構えを示している。
・11月1日15時00分現在、1ドル= TTS(売り)148.12円・TTB(買い)148.10円
・11月2日13時35分現在、1ドル=TTS(売り)147.16円・TTB(買い)148.16円

 売り値は前日に比べてやや円高で推移しており、財務省の出番はないようだ。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

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