台湾の留学生が山笠に参加
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福岡に住む台湾人留学生のネットワーク・台湾在日福岡留学生会のメンバー5人が、15日早朝に開催された博多祇園山笠の追い山に参加した。土居流に所属する関係者が、留学生会を支援し関わりを持っていたことが参加の契機で、メンバーは土居流の法被に身を包んだ。
770年を超える歴史的な神事となっている山笠だが、現在では「福岡を代表する祭」として、外国人観光客も注目していて、「インバウンド」の1つの切り札ともなっている。7月15日早朝に福岡市内に滞在し「追い山」を見られるよう設定したり、7月上旬の「集団山見せ」や「飾り山」展示期間に合わせ、ツアーを計画したりする旅行会社もある。
台湾在日福岡留学生会では「山笠応援団」と題し、参加メンバー以外に、追い山を見学するチームを結成。「福岡で有名な祭『山笠』を見に行きましょう」と見学者を募った。集まったメンバーは早朝4時15分に博多座前に集合し、夏の訪れを告げる博多伝統の祭を堪能した。山笠は福岡市の地域の祭として定着しているが、外国人や著名人が参加するケースも多い。
追い山には留学生会の林紀全・前会長も参加し、「勇壮さが博多祇園山笠の醍醐味。祭の魅力を、今後も台湾の留学生にも伝えていきたい」と話した。留学生会の羅允謙会長は「福岡の歴史に触れる充実した時間だった。日本の素晴らしい祭に参加させてもらえて光栄」と振り返った。
【杉本 尚丈】
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