2024年11月22日( 金 )

【福岡市長選】野党共闘を実現も力およばず~田中候補

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 任期満了にともなう福岡市長選挙が本日投開票された。前福岡市議会議員の田中慎介氏(44、無所属)らが現職の高島宗一郎氏(48、無所属)に挑んだものの、壁は厚かった。

 市議を4期15年務めてきた田中氏は今回が市長選への初挑戦。事前の候補者一本化を経て野党共闘を実現したものの、発信力と行動力でアピールしてきた現職の高島氏にはおよばなかった。田中氏は同日夜、事務所に集まった支援者にあいさつを行い、「私は今の市政が市民の暮らしに向き合っておらず、市民が置き去りになっており、見せかけの成長しか実現できていないと言い続けてきました。市民一人ひとりが成長できる政治に変えたいとの政治信条を貫いてきて、それをこの選挙でも言い続け、共感してもらえたと思っています」と選挙戦を振り返った。敗因については自身の力不足としつつ、今後について、「限られた日数で、党派を超えた大きなチャレンジを行うことができ、現在の市政に一石を投じる事ができたと思っています。次の改革につながっていくものとの想いを抱きながら、この度私を支えてくださった皆さんと相談し、さらなる前進をしていきます」と決意を新たにした。

【岡本 弘一、茅野 雅弘】

関連キーワード

関連記事