2024年12月22日( 日 )

国際学園が和歌山県初の医療スポーツ専門学校を開校

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有田市長 望月良男氏(左)と学校法人国際学園理事長 水嶋昭彦氏
有田市長 望月 良男 氏(左)と
学校法人国際学園 理事長 水嶋 章陽 氏

 九州医療スポーツ専門学校などを運営する(学)国際学園(北九州市小倉北区)は、23年4月、和歌山県有田市に「和歌山医療スポーツ専門学校」を開校する。

 開設する学科は国家資格・柔道整復師の取得を目指す柔道整復学科とスポーツトレーナー学科。柔道整復学科を設置した専門学校は和歌山県で初となる。「柔道整復師」は整骨院の独立開業や医療機関への就職などが見込まれる有望な資格。スポーツトレーナーも国家資格ではないが、スポーツクラブやスポーツ教室などで需要が増加している。

 有田市はブランドみかん「有田みかん」やタチウオの漁獲量日本一など第一次産業が盛んな一方で、近年は高等教育機関不足にともなう若者の県外流出が課題となっていた。こうしたなかで、柔道整復師の資格取得や、就職率で高い実績を有する国際学園を誘致。若者の県外流出抑制を目指す。

 校舎は閉校した初島中学校校舎および体育館を活用し、運動場は駐車場として整備する。25年度に介護福祉学科を、27年度に救急救命士学科を設置する予定。

 国際学園は有田市について、「1979年の甲子園春夏全国制覇を成し遂げた箕島高校野球部、全国大会常連の相撲部をはじめとして、スポーツが盛んであり、文武両道のイメージがあります。また和歌山県は、野球が強いイメージがありますが、古くは、水泳、陸上、体操においても日本代表選手を輩出するなど、スポーツへの関心が非常に高い印象があります」としている。和歌山医療スポーツ専門学校については「0歳から100歳まで動けるからだづくりの担い手を育成するため、単に資格を取るための学校ではなく、資格を取ることはもちろんのこと、医療・スポーツの情報発信基地として和歌山県有田市から日本全国・世界へと健康に関するさまざまな情報を発信していきます」と述べた。

【鹿島 譲二】

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