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22日、シノケングループ(東証スタンダード)が上場廃止となる。
同社は、今年8月に「MBOの実施および応募の推奨に関するお知らせ」を発表していた。その後、投資会社・インテグラル傘下の「SKライフサポート」は、TOBによりシノケングループの発行済株式の取得を進め、11月30日からは東証から整理銘柄に指定されていた。26日には株式併合などにより同社の発行済株式数は43株となる。
今後、SKライフサポートはシノケングループを吸収合併する予定で、シノケングループ・篠原英明社長は、存続会社(現・SKライフサポート)へ出資し、8%程度の株式を保有する方針。篠原氏は今後も代表取締役として経営にあたるとしている。また、合併後の存続会社は「原則として再上場を目指す」意向だという。
シノケングループは、プラットフォームやSTOの開発、M&Aを通じた成長などによって持続可能な事業モデルへの業態の進化を目指している。しかし、効果の発現には一定の時間を要することから早期の利益貢献は見込めず、計画どおりに事業が展開しない大きな事業リスクもあり、短期的には対象者グループの財務状況や収益を悪化させる可能性があることに大きな懸念を抱いていた。上場を維持したままでは、短期的には市場から十分な評価を得られずに株価に悪影響をおよぼし、既存株主に不利益を与える恐れが懸念されると考え、今回の決断に至ったとしている。
【永上 隼人】
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