【東京進出】博多名物・元祖トマトラーメン三味(333)全国展開へ
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東京出店第一弾
福岡県内に7店舗の飲食店を構える「元祖トマトラーメンと辛めんと元祖トマトもつ鍋 三味(333)」((株)三味/福岡市博多区/代表・宮下将司)は、全国展開するフードデリバリー専門店とパートナーシップを結び、今月22日より第1弾として東京23区内・8店舗でのデリバリー提供を開始した(※1)。これまで福岡県内でしか味わうことができなかった三味トマトメニューのなかでも、人気商品の「元祖トマトもつ鍋」の販売からスタートする。現在は出前館での注文が可能となっており、後発でUber Eats(ウーバーイーツ)でも取り扱い予定。また、2023年3月をメドに同店の看板商品「元祖トマトラーメン」をメニューに加え、販売網を200〜250店舗(沖縄を除く46都道府県)へと拡大する計画だ。今月26日からは第2弾として、関西エリアにも3店舗(※2)がオープンしている。
(※1)元祖トマトもつ鍋 三味(333)東京都内8店舗は、白金・恵比寿店/銀座店/三田店/市ヶ谷店/西新宿店/方南町店/大塚店/南青山店 ^
(※2)関西エリア3店舗は、箕面店(大阪府箕面市)/松原羽曳野店(大阪府松原市)/神戸住吉店(神戸市東灘区) ^(株)三味は、1995年12月に福岡県古賀市花鶴丘で創業。2015年10月、法人化と同時に開業した第1号店となる天神大名本店(福岡市中央区)を皮切りに年1店舗のペースで新店舗を立ち上げてきた。2年目に商品の量産体制を整備したことで、コスパ最強と豪語するほどの割引サービスを取り入れた。なかでも2017年から継続している「学割トマトラーメン」は、定価680円(実店舗・税込価格)の元祖トマトラーメンを小・中・高校生330円(同)、大学・専門学生390円(同)で提供しており、若年層を中心にリピーターを獲得してきた。22年11月までの元祖トマトラーメン販売数は累計238万食を突破(麺の仕入実績から算出)、今では地元に愛される博多の新名物として定着している。
福岡県ラーメン・デリバリー市場席巻
コロナ禍の21年1月からはデリバリーサービスを開始した三味。ここでもまた「食べてもらうことが最大の宣伝になる」という利益を度外視した破格の値付けを打ち出したことで、新たな顧客を獲得し、実店舗の来店客激減をカバーする稼働率を見せる。同時にリピートするファンが増えたことは数値として表れた。出前館の今年8月の売上ランキング「ラーメンカテゴリー」212店舗(福岡県内)において、オーダー数上位4位(十日えびす店・博多駅東店・大名本店・キャナルシティ博多店)を独占した(表)。レビュー数・レビュー平均値も他店と比較して高い傾向にあることも分かる。さらに同社7店舗合計のオーダー数は、福岡県内ラーメンカテゴリーにて約30%の売上シェアを占めている。また、同単月ランキングを通してみると、18カ月中17カ月を同社店舗が首位独占(21年6月〜22年11月まで)、福岡県におけるラーメン・デリバリー市場を席巻した格好だ。
昨年6月、当社の取材で「コロナ禍でも、デリバリー事業で稼働率を上げ、新規顧客獲得につなげることができました。これは、アルバイト従業員のシフトカットを防ぐことにもつながりました。今後はフードデリバリー市場におけるシェア拡大を図っていきます。元祖トマトラーメンが親子三世代に愛されるソウルフードになっていけば」(宮下代表)と意気込みを見せていた。それが、これから動き出す全国展開で結実することとなる。
(つづく)
【松本 悠子】
<COMPANY INFORMATION>
(株)三味
代 表:宮下 将司
所在地:福岡市博多区東公園1-25 元祖トマトラーメンビル
設 立:2015年10月
資本金:800万円
TEL:0120-014-333
URL:https://333sanmishopping.com/
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