大林組、BIMモデリングルールを一般公開へ
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(株)大林組(東京都港区、蓮輪賢治代表)は、16日、同社のBIMモデリングルールである「Smart BIM Standard®(以下、SBS)」を一般公開すると発表した。
BIMとは「Building Information Modeling」の略称。コンピューター上の3次元の仮想空間のなかに、模型のように建物を組み上げる設計手法で、設計された3次元モデルには、建物を構成する材料や設備機器など、それぞれの部材ごとに「製品情報」「位置情報」「数量情報」「価格情報」といった属性データが付加されている。
BIMを使用することで、仮想空間上の3次元モデルから必要な分を切り出し、平面図や立体図、パースなどを瞬時に作成することが可能となるほか、部分的な修正が発生した場合でも、大元となる3次元モデルを修正すれば、その他のすべての図面に反映される。
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建築設計のパラダイムシフト!? 「BIM」の普及を阻む壁とは(前)BIMの使用により、設計・施工業務の効率化およびそれにともなう生産性の向上が期待されているが、モデリングルールは標準化、公開されたものが少ない。そのことが発注者や設計事務所、元請施工会社、専門工事会社など、事業者間を横断したBIMの活用が進まない要因となっている。
そこで、大林組ではBIM標準化に向けた議論を活性化させ、多事業者間のBIM活用のハードルを下げること、ひいては企業間の壁を越えたBIMの一貫利用の推進を目的に、今回のSBSの一般公開を決定した。
SBSは専用ページを介して順次公開していく方針で(Smart BIM Standard Webサイト) 、SBSを理解するためのコンセプトなどを説明する「一般公開ページ」と、丸紅アークログ(株)のArch-LOGサービスを活用した、ファミリ※、テンプレート、マニュアルなどの「ダウンロードページ」で構成されており、1年間の期間限定で公開する予定となっている。※ファミリ:構造材や壁、屋根、窓、ドア部材から、製図に使用する記号まで、Revitプロジェクトに追加するすべての要素の総称。
【代 源太朗】
法人名
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