台北の技術コンテストで九大チームが受賞
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学生の科学技術力を競い合うコンテスト「TECOグリーンテック・インターナショナルコンテスト(東元国際創意競賽)」が8月25日、台北市士林区の国立台湾科学教育館で開催された。
台湾、中国大陸、アメリカ、イギリス、スウェーデン、シンガポール、ロシア、ドイツなど十数カ国と、日本からは東京大学、京都大学、九州大学、慶応大学、早稲田大学が参加した。中でも、九州大学のチームは、数人の学生らが風力をテーマにした技術でプレゼンテーションを行ない、審査員等からの質問にも真剣な表情で答えた。チャンピオンに輝いたのは、清華大学のメンバーで汚染問題をテーマにした技術の研究。準優勝は交通大学、3位は成功大学、台南大学が獲得した。
インターナショナルコンテストは、ロシア・モスクワ大学がチャンピオン、ドイツのミュンヘン工業大学が準優勝、早稲田大学が銅メダルに輝いた。九大チームは「最優秀テクノロジー賞」(The best technology award)を獲得。東元国際創意競賽・審査委員会の胡耀祖氏は「参加した皆さんがクオリティの高いアイデアを披露してくれたことで、今年もクオリティの高い大会となった。世界の技術発展に貢献して欲しい」と評価、激励の言葉を贈った。
コンテストの後は交流会も開かれ、台湾原住民が踊りや歌を披露、欧米系の参加者らとともに交流を深めた。総招集人の史欽泰氏は「世界の優秀な学生たちが台湾に集まり、プランを競い合うというのは非常に有益なことだ。毎年、魅力的で世界を切り拓くようなアイデアが生まれている。学生たちには今後も引き続いての奮起を期待したい」と話している。
【杉本 尚丈】
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