2024年11月22日( 金 )

イズミ、2023年2月期は実質増収も利益は減少~光熱費の高騰が影響

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 スーパーマーケットなどの運営を手がける(株)イズミ(本社:広島県広島市)は、2023年2月期の連結決算を発表した。同社は2023年2月期から新会計基準を適用し、営業収益は単純比較で32.0%減となったが、旧基準で比較した実質的な営業収益は前年同期比で3.5%増加し、営業利益および経常利益はともに減少したことを報告した。

 同社の新会計基準での営業収益は4,601億4,000万円、営業利益は前年同期比で3.1%減の336億4,400万円、経常利益は0.9%減の343億9,600万円となった。この減少の背後には、光熱費の高騰が影響している。既存店の増収率は1.6%で、出店は昨年10月開業の「ゆめモール西条」1店だけだった。

 2024年2月期の業績予想について、イズミは営業収益が3.6%増の4,766億円になると見込んでいる。また、夏には「ゆめタウン飯塚」をオープン予定だが、光熱費の上昇が続いており、営業利益は7.9%減の310億円、経常利益は9.9%減の310億円と予想、3期連続の減益が見込まれる。当期純利益については、17.6%減の191億円と2期連続の減益を予想している。

【児玉 崇】

関連記事