12日、大成建設(株)(東証プライム)が2023年3月期(連結)の決算発表を行った。
同期は売上高1兆6,427億円(前期比6.4%増)、営業利益547億円(同43.0%減)、経常利益631億円(同38.9%減)、当期利益471億円(同34.0%減)を計上。札幌市の高層ビル「(仮称)札幌北1西5計画」の施工不良に係る是正工事関連費用として、約240億円を工事原価として追加計上したことから、大幅減益となった。受注高は、すべてのセグメントで増加し、前期比13.9%増となる1兆8,104億円となった。
24年3月期は売上高1兆7,600億円(同7.1%増)、営業利益640億円(同16.9%増)、経常利益670億円(同6.1%増)、当期利益450億円(同4.5%減)、受注高は1兆7,800億円を予想している。需要面は良好としながらも、資材価格の高止まりにより利益水準は前期並みとなる見通し。
中計最終年度および次期中期経営計画に向けた施策としては、適正な事業量の確保と生産体制の立て直し、「利益重視主義」の再徹底、全社一体となった価格転嫁交渉の継続の3点を掲げた。
【永上 隼人】
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