自民党・総裁選管理委員会が初会合~委員に鬼木誠氏が就任

 自民党は19日、党総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)の初会合を開き、総裁選の前倒しについて議論した。予定の1時間を超過し、約1時間45分にわたり意見が交わされた。

 委員会は非公開で行われ、欠員となっていた委員の人選も行われた。福岡県選出の鬼木誠衆議院議員(福岡2区)も委員の1人に選出された。国会議員・都道府県連代表の意思確認は書面・捺印で行う方向だが、時期などは未定である。委員会の第2回会合は来週行われる予定。

 8日に開かれた両院議員総会では、党則6条4項に規定がある総裁選の前倒しの是非を判断するための党内手続きを進めることを決めた。同条項では、党所属の国会議員と都道府県連代表者の総数の過半数から要求があれば、総裁の任期満了前でも総裁選を行うことができると規定されている。

 各種世論調査で、石破首相の続投を支持する声が増えているが、党内保守派の反発は強く、もし総裁選の前倒し実施が決定した場合、石破首相の立場は厳しさを増すことが予想される。

【近藤将勝】

関連記事