2024年12月23日( 月 )

JR九州 LINE×AIによる忘れ物検索サービス開始へ

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    JR九州がLINEとAIを利用して、列車や駅における利用客の忘れ物についての問い合わせに24時間対応する仕組みを導入する。年間20万件近くにのぼる忘れ物の取扱業務を効率化し職員の負担を軽減、利用客の利便性を向上する狙いがある。

 (株)find(本社:東京都中央区、高島彬代表取締役CEO)が開発した「落とし物クラウド find」によるもので、8月1日に駅係員向けの業務用アプリを導入。利用客向けのLINEによる「忘れ物問い合わせサービス」の運用は9月1日からとしている。

 JR九州では忘れ物の取り扱いにあたり、問い合わせや返却、警察への届け出など多岐に渡る業務を行っていたが、アナログ作業が多く、業務負担と顧客対応の点で課題となっていた。

 新たな仕組みでは、QRコードにより忘れ物を管理。写真などの情報も登録、保管される。利用客はLINE上で忘れ物を検索システムに問い合わせ、AIがマッチングを判断した場合、自動通知される仕組みとなっている。

 AIのほかオペレータによる受付も用意され、対応時間は午前9時から午後9時まで(それ以外はAIのみ)。なお、忘れ物問い合わせサービスは、専用のLINEアカウント(ID:@jrkyushu_find)で友達追加すれば可能となる(利用開始は9月1日から)。 

【田中 直輝】

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