住宅ローン金利が上昇局面 大手銀3行が「固定」を引き上げ
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長期金利(10年物国債の利回り)の上昇を受け、住宅ローンが上昇局面となる様相を呈し始めている。三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行の3行は1日、8月に適用する固定型住宅ローンの金利を0.05%~0.10%引き上げた。
具体的には、三菱UFJ銀行が0.09%引き上げて3.56%、三井住友銀行が0.10%引き上げて3.54%、みずほ銀行が0.05%幅引き上げて3.30%とした。
10年固定の基準金利が対象。利用者の多い変動金利は各行とも据え置いている。日銀の金融政策の修正を受け、7月31日の長期金利が9年ぶりの高い水準となったことを反映したものだ。
今後、住宅ローン固定金利がいっそう上昇する可能性もある上、土地価格や資材価格高騰により住宅価格は上昇傾向。物価上昇も加わって住宅取得検討者のマインドは冷え込みが避けられず、住宅事業者の経営環境は厳しさを増す可能性がある。
【田中 直輝】
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