2024年12月22日( 日 )

【SIC】収益構造改善ならず赤字拡大

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(株)MKG JAPAN

 太陽光発電システムの企画・設計・工事で実績を上げてきた(株)MKG JAPANは、45%の減収を余儀なくされ、2期連続となる営業赤字を計上した。

独自技術で受注量確保

 (株)MKG JAPANは2013年10月設立された太陽光発電システムの設置工事業者。後発企業ながら独自の取り組みを投入。GPSを用いた測量などで地形を生かしたパネル設置を実現したほか、特殊な杭打機を投入することで工期短縮を実現。設立5年目の18年12月期には8億円を超える売上高を計上している。しかし同年期の営業赤字は2億4,000万円に達した。営業外収益の計上により経常利益を上げたものの19年12月期にも営業赤字を計上しており、収益性に課題を有していた。

大幅減収で赤字幅拡大

 20年12月期は大幅増収を遂げ、4,808万円の営業利益を確保し業績安定への期待がもたれた。翌21年12月期は創業来最高となる売上高13億7,811万円を上げたが、粗利率が大幅に低下し再度営業赤字に転落した。こうして迎えた22年12月期の売上高は約半減し、営業赤字は6,397万円に拡大した。20年12月期に18%に届いた自己資本比率は1.6%まで低下している。創業来一定量の売上高を確保しているだけに早期の収益構造の改善が求められる。

【鹿島】


代 表:イニャキ・イダルゴ・イエロ
所在地:福岡市博多区博多駅前3-10-24
設 立:2013年10月
資本金:7,000万円
業 種:太陽光発電システム設置工事ほか
売上高:(22/12)7億5,567万円


仕入先:施工業者ほか
販売先:ShiftEnergy、パワーガードほか
取引行:西日本シティ(本店営業部)、三井住友(福岡)