2024年12月22日( 日 )

【倒産情報】(有)浜田屋

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

破産手続開始決定 負債総額 約3億9,000万円

主な倒産理由/コロナ関連

 同社は8月1日に福岡地裁に破産手続きの開始を申請し、同2日、同地裁より破産手続き開始決定を受けた。申請代理人は染谷翼弁護士(染谷翼法律事務所、福岡市中央区大名1-8-20、電話:092-401-1028)。破産管財人は佐田洋平弁護士(大名総合法律事務所、福岡市中央区大名2-2-26、電話:092-781-0025)。負債総額は約3億9,000万円。

 同社は現代表の祖父が岡山県倉敷市で「喫茶エジプト」の商号で1956年創業、93年6月の設立後とんかつ店に業態を転換。2003年10月に福岡県春日市に直営店を出店し、福岡県内に進出した。13年には本店を福岡市内に移転している。19年5月期には4億384万円の売上高を計上していた。

 しかし、出店エリアが広範囲であったため仕入や輸送のコストが嵩み、同期の最終利益は82万円となっていた。20年5月期はコロナ禍の影響を受け、売上高は2億3,343万円まで減収。5,552万円の最終赤字を計上し、債務超過に転落した。融資などを利用し事業継続の道を模索していたが、資金繰りが逼迫し先行きの見通しが立たなくなったため、7月に事業を停止。今回の措置となった。

 なお、一部店舗は他社に譲渡し、営業を継続している。

【岩本】