ディスカウントストアの前期粗利益率、値上げで改善 節約志向高まり、今期は予断許さず
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主要ディスカウントストア(DS)6社の前期の粗利益率は大黒天物産以外は前年度から上昇、または上昇した見込みだ。食品の値上げ効果によるもので、見切り損や処分ロスも減った。ただ、ミスターマックスHDは第1四半期(3~5月)で値下げの影響で前年同期比で0.19ポイント悪化した。消費者の節約志向は高まっており、粗利益率がこのまま上昇するかどうかは予断を許さない。
トライアルHDは集計中の前6月期決算で19.33%と0.55ポイント改善されたようだ。ダイレックスは0.51、ミスターマックスHDは0.33、アレス0.64、ロッキー1.28ポイント、それぞれ上昇した。食品メーカーの値上げで仕入原価は上昇したが、売価への転嫁で差益が上昇した。処分損が減ったことも大きい。
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