安心と信頼の実績を積み重ねて60年 博多・中洲の発展を力強くサポート
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ラインビルグループ
中洲最大手として多くのビル・店舗の仲介、管理・警備まで一元的に展開
ラインビルグループは、昭和30年代の商都・博多で、わずか7坪のスタンドバーから始まった。
時代の進展と支店経済・福岡の発展とともに店舗数を増やし、1970(昭和45)年に飲食ビル「ラインビル」を創業。飲食店経営を一から始めた経験を生かして、小さなバーから高級クラブなどを対象に、出店のアドバイス、運営、従業員の教育管理や酒類取扱などのノウハウを提供して事業を発展させた。飲食店出店を容易にするために、現在の中洲で主流となっている「リース店舗方式」も考案した。
昭和60年代には中洲から天神、大名、舞鶴地区(天神西通り、親不孝通り)に21棟のラインビルを建設し、レストランなどの飲食ビジネスを東京、ハワイでも手がけた。このほか、平成に入ってからは糸島市でリゾート開発事業を展開するも、バブルの崩壊とともに急減速する経済情勢のなかで大きな試練に直面したが、これを乗り越え、創業の地・中洲での事業に回帰を打ち出し、中洲に本社ビルを構えグループ機能を集約。現在も新規・既存テナントを強くサポートしている。
グループの中核は博多地所(株)。創業者・安部忠昭氏が旧中洲市場再開発のために、福岡玉屋の田中丸善司氏と立ち上げた会社であり、再開発で建設されたのが日本最大規模の飲食店ビルで、中洲のランドマークとなっている「中洲第5ラインビル」だ。今では36棟、約700店舗の管理を行う中洲最大手の総合不動産マネジメントグループに成長。安部氏の長男・安部洋代表取締役が、これからの時代に向けたグループ運営、テナントのサポート体制強化に向けて指揮を執っている。グループの主要企業として博多地所(株)のほか、ライン不動産(株)、ラインビルマネジメント(株)の3社がある。
営業許可など行政への各種申請、
開業前・開業後の業務もバックアップ顧客窓口となっているのがライン不動産(株)。店舗の仲介業務のみならず、内装・設備の法的チェック、風俗営業許可(警察)や飲食店営業許可(保健所)などの各種申請手続きの支援や、内装・設備・カラオケ・酒販店・おしぼり・マット・名刺などの印刷物といった、開業に必要な業者の紹介、さらには運営に関する助言も行っている。「このような細やかなサービスで、お客様と信頼関係を築くことが一番大切」と、ライン不動産(株)の仲田正義代表取締役は話す。最近は顧客の要望を採り入れるオーダーリースという新しい店舗開発も手がけているという。
ビルメンテナンス部門のラインビルマネジメント(株)では、24時間365日体制でビル管理を実施している。具体的には、日中にビルメンテナンスを行い、夜間にはテナントの要望に応じた管理、合わせて警備も行うといった、夜の街・中洲のニーズに合わせた業務を展開している。各テナントのオーナーや従業員、各店舗を訪れる人たちが安心して過ごしてもらえるよう注力しているわけだ。治安・防犯活動にも力を入れ、博多警察署、中洲町連合会などの関係者や地元選出の議員らとも連携してさまざまな活動も行っている。
コロナ禍の困難を乗り越え、
中洲のこれからを強く後押し新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年4月7日に福岡県など7都道府県に1回目の緊急事態宣言が発出。その後、未知のウイルスへの恐怖が世の中を覆い、中洲のまちの灯は輝きを失い、人影がまばらで閑散とした状況となった。コロナ禍においては4回の緊急事態宣言が出され、解除されてもまん延防止重点措置や時短営業が繰り返され、「中洲は元に戻らない」「400から600もの店舗が閉店した」との噂が流れたこともあったという。実際のところについて、安部代表は当時を振り返り、次のように語る。
「最初の緊急事態宣言のときには多くのテナントオーナー様から相談を受けました。今後のことは私たちにもわかりませんでしたから、『宣言を受け入れ様子を見てください。場合によっては閉店して、状況が許せば戻ってきてください。家賃も払える分だけで構いません』と話すのが精一杯でした。その後、最悪の場合を考え、ラインビルグループで何ができるのかを検討しました。そこで、管理ビル内の換気やエレベーターの中や階段の手すりの消毒はもちろん、行政書士による無償の給付金・補助金申請のお手伝い、防犯のための警備巡回の回数増加、中洲でのワクチン接種促進のための行政との交渉など、ありとあらゆることに取り組みました。自社所有ビルで事業を行う約220のテナント様に対しては、創業者・安部忠昭の了解のもと、4カ月にわたり家賃の大幅減額を実施しました。グループの経営にとって重い決断でしたが、このようなほかにはできないサポートを行ったのは、テナント様の役に立ちたいとの強い思いからでした」。
そうしたグループの地道な取り組みが大きく奏功したからだろう、安部代表は中洲の近況について、「中洲は全国の繁華街のなかで最も早くコロナ禍の苦境から立ち直り、今ではコロナ以前よりも活況を呈するようになりました。行政からの支援も受けて大きな困難を乗り越えた多くのテナント様に加え、東京、名古屋、大阪といった大都市圏からの新規出店やいったん閉店したものの、戻ってきたテナント様もあり、案内したくても空きがほとんどない状況です。中洲で長く事業に従事していた多くの人たちが、『中洲は不滅、復活する』と人々の不安を払拭するために断言してきました。これまでも幾多の苦難を乗り越えてきた強さが、この街にあるように感じています」と述べていた。
ラインビルグループは、中洲への感謝の気持ちと、中洲とともに歩んでいくという強い気持ちをもち、さらなる中洲の活性化と安心安全なまちづくりを支えていくとの決意を新たにしている。中洲は那珂川と博多川に囲まれた長さ約1km、幅約200mの比較的狭い面積に多くの小規模建物が密集。大規模修繕や建替えが必要な古いビルも少なくない。安部代表は「天神と博多駅の中間に位置する中洲の発展のために、天神ビッグバン、博多コネクティッドに続く再開発を行政にも働きかけ、新しい中洲のまちづくりに一歩ずつでも実現に向け取り組んで行きたい」と、中洲の今後について熱く語っていた。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:安部 洋
所在地:福岡市博多区中洲2-2-8
設 立:1979年5月
資本金:5,000万円
TEL:092-292-3824
URL:https://line-realestate.com
※以上は博多地所(株)の情報、URLはライン不動産(株)<RECRUIT>
募集職種:グループ全体で複数職種を予定
応募資格:テナントの立場を思いやって
行動できること
採用実績:2022年度/2人
採用予定:4人
問合せ先:092-271-6032
(ラインビルマネジメント(株))
採用担当:平山関連キーワード
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