2024年11月05日( 火 )

気づきのつまったホテルでおもてなしを皆さまに届けたい

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ニューガイアコーポレーション(株) 代表取締役社長 芦刈 裕子

芝浦グループのホテル事業

ニューガイアコーポレーション(株)芦刈 裕子 代表取締役社長<

ニューガイアコーポレーション(株)
芦刈 裕子 代表取締役社長

 メガソーラーをはじめとした太陽光発電で、さまざまな新しい取り組みを続ける芝浦グループ。分譲型のメガソーラーをいち早く取り入れるなど、スピーディな経営が特徴だ。その芝浦グループが2014年8月に立ち上げたのが、ホテルの開発・運営を担うニューガイアコーポレーション(株)である。

 14年4月に既存ビジネスホテルを買い取り、同7月に1号店となる『ホテルニューガイア博多』をオープンする。3カ月間の営業休止期間を設け、改装前に60室あった客室を47室に減らすなどし、部屋の構成や広さを全面的にリニューアルした。快適な広さと特色のある空間を提供することで、来店動機につなげる考えだ。その後も9カ月余りの間に7棟もの『ホテルニューガイア』をリノベーションし、オープンさせた。この『スピーディ』なホテル事業展開ができるのは、今までにさまざまな建築物の設計や施工実績を重ねてきた会社がグループ内に在るからだ。また、メガソーラー事業で培ったリアルタイムでの情報把握技術は、ホテル宿泊料金の価格設定で大いに生かされた。ホテルの宿泊料金は日々変動するものである。今、望まれている価格はいくらなのか、その数値を管理することはホテル事業の成否を握ると言っても過言ではない。顧客が望む料金を、先回りして提案する。事細かな価格設定が、常に予約でいっぱいのホテルを生み出すことにつながる。

 芝浦グループホールディングス(株)の新地哲己会長はこれまで芝浦グループとして培ってきた経験や知識から十分な勝算をもって、ホテル事業に参入したのだろう。

おもてなしをかたちに

 ホテルの開発・運営を担当する会社、ニューガイアコーポレーションを立ち上げ、ホテル事業の極みを目指す。代表を務めるのは、新地会長の右腕として活躍してきた芦刈裕子氏だ。芦刈社長は言う。

 「気づきを大切にすること、アイディアや工夫をし続けることが大切です。お客さまがどうすれば喜んでくれるのかを考えることは、どの事業でも同じだろうと思います。ホテル事業において、お客さまにどのようにすれば喜んでいただけるか、ということを常に考えながら、さまざまなことに挑戦をしています」。

 今後は、福岡県内に留まらず、福岡県外にもホテル進出を積極的に進めるという。このなかで、「今後もこの『スピーディ』なホテル事業を展開するうえでは、『ひと』の力は財(たから)であり、欠かすことができないもの」と芦刈社長は語る。マニュアル通りではなく、社会人としての常識を備えた人間力ある『おもてなし』ができる人材を育成することの大切さを強調した。

 グループの強みを生かし、ビジネスホテルを続々とオープンさせる『ホテルニューガイア』。15年8月には8棟目となるホテルであり、またグループ初の試みとなるシティホテル『ホテルニューガイア オームタガーデン』を大牟田市でオープンさせた。

 「ホテル事業は『おもてなし』の一言に尽きると思います。お客さまに快適にお過ごしいただくための工夫を重ねていくこと、礼を尽くすことが何より大切です」。

 芦刈社長はホテル事業の要諦を、もてなす心だという。目を見張る事業展開スピードだが、重要なのは、それぞれのホテルで縁があった宿泊客に、最高のもてなしをすることだと言うのである。心のこもったサービスを提供し続ける。それが『ホテルニューガイア』の神髄と言える。来春までに既存ホテル1棟、新築ホテル2棟のオープンが決定しており、当初の目標客室数1000室に手が届く。もてなす心が毎日1000の笑顔を生み出してくれる。そして、16年度中には1500の笑顔を生み出す。これが芦刈社長の次の目標である。

■INFORMATION
ニューガイアコーポレーション(株)
代 表:芦刈 裕子
所在地:福岡市中央区天神3-10-30
設 立:2014年8月
資本金:6,000万円
TEL:092-718-0193
URL:http://www.nwg-corp.com/

<プロフィール>
asikari_pr芦刈 裕子(あしかり ひろこ)
1960年1月25日生まれ。2002年10月芝浦特機(株)(現・芝浦建設(株))に入社。芝浦グループホールディングス(株)専務取締役を経て、2014年8月、ニューガイアコーポレーション代表取締役に就任。趣味は映画鑑賞、水泳。座右の銘は“和顔布施”。

 

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