【福大朔独裁政権崩壊(19)】現役学生の寄稿(2)なぜこんなことになってしまったのか
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今回は現在福岡大学に籍を置く学生から寄せてもらった文章を掲載する。同学生は「徹底告発/福岡大・朔学長の裏面史」シリーズの記事を見て、大学の現状に驚くとともに、実状についてもっと知りたい、大学が良くなって欲しいとの思いから、当社の情報提供の呼びかけに応じてコンタクトを取ってきた。そしてその後も不定期に記事に関する感想や情報を寄せてきてくれた。
なお、文末の署名は学生の思いを体現した仮名としている。朔学長について
私は朔学長がなぜこのようなことになってしまったのかと非常に残念に思っている。朔学長の前の山口学長も、朔学長と同じようなことで追放されることになった。なぜ、また同じようなことをしてしまったのかと非常に不思議に思っている。山口前学長の問題が明らかになり、福岡大学のことを本当に考えてくださる先生をとのことで、福岡大学出身の朔啓二郎学長が誕生したと聞いている。
なぜこんなになってしまったのか非常に疑問に思う。やはり、権力というものを握ってしまうと、こんなにも人というのは変わってしまうのだろうか。大学3年の私にはまだわからない領域である。
一連の事件についての朔学長の対応
データ・マックスさんの記事に、論文不正疑惑、こども病院問題、人事問題と様々なことが上がったが、朔学長から学生に対して何も連絡はなかった。自分が清廉潔白と思っているのならば、何か一言メールを送ってもいいのではないだろうか。いや、自分の悪事がすべて本当のことで、何も弁明できないからだろうか。
様々な記事が出て不安に思っている学生もいる。そんな学生に対して、何か言うべきではないのだろうか。学生は消費者である。そのため、学校側には説明責任があるのではないだろうか。
ある日、学生全員に朔学長からメールが届いた。一瞬、一連の問題について何か説明があるのかと期待した。しかしメールの内容はそんなものではなかった。
6月、新年度に慣れてきた今こそ、「気のゆるみ」に要注意! 規則正しい生活を心掛けてください。~ 飲酒運転は犯罪、喫煙は健やかな身体を蝕みます ~
鼻で笑ってしまった。気のゆるみに要注意とは、人に言う前に自分が気のゆるみに気をつけるべきだろう。そんなことを学生に言える立場なのだろうか。先生とは、医者や弁護士そして教師、大学教授などがいる。なぜ人々はそのような方々を先生と呼ぶのだろうか。
どれも何かしてほしい人がいて、それに対して先生から何かをしてもらうという上下関係があるからだと思う。だからといって、大学の中では先生の中のトップである学長がこのようなことをしてよいのだろうか。学生には別に何も言わなくていいとでも思っているのだろうか。
そうだとしたら、それは私たち学生を馬鹿にしている。先生だからこそ、学生に胸を張っていることが大事なのではないだろうか。聖人君子になることは難しいかもしれない。しかし、それを目指すということは大事なのではないだろうか。そんな様子は朔学長からは少しも見ることができない。
100歩譲って、記事が全てうそだとしても自分のことで大学の名誉を落としたのだから、何か説明するべきである。朔学長が、医学部長時代に医学部では不正入試問題が起こった。朔学長は、記者会見で頭を下げたがそのあとは御咎めなし。そして学長になって問題を起こした。そんな人が大学の学長になれること自体おかしい。
主な投票人である教授や職員は何を考えているのだろうか。本当に朔学長がいいと思って投票したのか、頼まれたのか、投票と引き換えに何かがあったのか、それはわからない。私は、本当に学生のことを思ってくださる先生が非常に少ないのではないかと感じる。
私の研究室の先生は、よく目をかけてくださる。就職はどうしたいのか。それならこうした方がいいよとアドバイスを下さる。非常に尊敬する先生である。しかしある先生に授業についての質問をすると「こんなのもわからないの?」という先生もいる。挙句の果てには、ため息をつかれる。
非常に悲しい経験をした。生徒を馬鹿にしたような先生がいるのは事実である。
(つづく)
【七隈 正義】
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