2024年12月22日( 日 )

大英産業の地域材を利用した初の分譲戸建

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大英産業(株)

北九州みらいキッズプロジェクトなど、さまざまな取り組みを行う大英産業(同社HPより)
北九州みらいキッズプロジェクトなど、
さまざまな取り組みを行う大英産業
(同社HPより)

 北九州市を代表する総合デベロッパー・大英産業(株)は、10月、地域材を利用した同社初となる分譲戸建の建設現場見学会を実施した。

 2022年12月にウイング(株)、(株)伊万里木材市場、北九州市森林組合、北九州市とともに締結した「地域材の利用拡大に関する建築物木材利用促進協定」に則った取り組みで、当日は大英産業を含む協定を交わした5者をはじめ、大分県林産振興室、佐伯広域森林組合、佐伯市役所、福岡県農林水産部、福岡県八幡農林事務所、宮崎県福岡事務所なども参加。実際に地域材が利用されている住戸を見学したほか、大英産業がSDGs活動の一環として取り組んでいる建築端材の利活用方法についての紹介も行われた。

現場見学会の様子(同社HPより)
現場見学会の様子(同社HPより)

    同協定は、北九州地域産木材の地産地消、ひいては林業・木材産業の活性化、カーボンニュートラルの実現などに寄与することが期待されるが、林業、木材流通、建築事業者、そして市が協力することで、木の伐採からその後の木材利用までを一貫して行う新たな体制の構築といった点でも注目される。

 今回の記念すべき1棟目は、大英産業が本社を置く北九州市八幡西区に建てられる。地上2階建の延床面積109.29m2の一戸建で、地域材は縦枠材に使用されている。今後の目標として、北九州産材の利用を12月から10m3/月(2棟分)としている。また、横架材を主に九州産材、国産材の利用促進も図ることで、24年1月にはオール国産材の利用を目指している。同社はこれからも、既存の発想や枠組みを超えて、社会へ新しい価値を提供していくとしている。

【代 源太朗】


<COMPANY INFORMATION>
大英産業(株)

代 表:一ノ瀬 謙二ほか1名
所在地:北九州市八幡西区下上津役4-1-36
設 立:1968年11月
資本金:3億3,089万円
URL:https://www.daieisangyo.co.jp

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