2024年12月22日( 日 )

サニックス、売電契約単価上昇などで24年期第2四半期は増益

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 (株)サニックス(本社:福岡市博多区、宗政寛代表)はこのほど、2024年3月期第2四半期の連結決算を発表。電力調達コストの上昇にともなうリスク回避を目的に、電力小売を主とする新電力事業の規模を縮小したことにより、グループ全体の売上高は前年同期比0.3%減の225億8,900万円にとどまった。

 一方で、廃プラスチックの燃料化・発電などに取り組む環境資源開発事業における売電契約単価の上昇が利益を押し上げ、営業利益が同98.5%増の14億8,100万円、経常利益が同119.6%増の13億4,300万円、四半期純利益が154.4%増の11億2,600万円の増益となった。

 その他の事業領域では、シロアリ防除施工を含むHS事業部門の売上高が同2.3%減の59億8,300万円、営業利益同0.8%増の8億9,100万円で減収増益。ビルやマンションのオーナー向けに「防錆機器取付施工(商品名:ドールマンショック)」などを行うES事業部門は、売上高が同11.4%増の13億2,600万円、営業利益が同198.7%増の2,600万円で増収増益をはたした。

 通期の業績ついては直近に公表されたものからの変更はなく、売上高が前期比3.6%増となる497億6,500万円、営業利益が同81.0%増の32億3,100万円、経常利益が同94.2%増の30億1,400万円、当期純利益が同87.3%増の24億9,500万円の増収増益を予想している。

【代 源太朗】

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